本ページでは、ピアノ引き取り業者を選ぶ際に悪徳業者を避け、優良業者を見極めるポイントについてご紹介していきたいと思います。
「引き取ってもらうまでの流れ」のページでも触れています通り、ピアノの買取依頼というものは、人生でそうそう頻繁に行うことではありません。
それゆえ、いざ業者選びをするとなった場合、どの業者を選んでよいか、どのように選べばよいか、戸惑ってしまう方も多いことでしょう。
もちろん、行き当たりばったりで選んでしまうのは厳禁です。たまたま、その業者が優良なところであれば問題ありませんが、いわゆる悪徳業者に当たってしまうリスクも十分ありえるからです。
そして、そうした悪徳業者を避けるためには、あらかじめその手口を知っておくことが大切です。
ピアノ買取業者というものは、ほぼすべて出張査定は無料とアピールしていますが、悪徳業者の場合、実際に査定に出向いてきた際に、臆面もなく前言を翻してきます。
特に、査定金額に納得できず断ると、態度が豹変し、出張交通費や人件費を要求してくるというのが常套手段です。
そうした場合は、出張査定無料と謳っている印刷物やホームページなどを楯に、毅然と支払いを拒否しましょう。
それでも居座ったり脅したりしてきた場合は、迷わず警察に通報すべきです。
出張査定の際に行なってくる手口として、買取の値段はつかないが、無料でなら引き取ってもいいと言いくるめるというのがあります。
たしかに、老朽化やダメージがあるピアノの場合、そうなる可能性もあります。
しかし、悪徳業者は本来であれば値段のつくピアノの場合も、そう言いくるめてくるのです。そうした損害を回避するためにも、必ず複数の業者に査定を依頼するべきです。
せっかく買取一括査定をするのだから、査定額が一番高い業者に依頼したい。そう思ってしまいますが、実際は注意が必要です。中には、わざと高い金額を提示して、訪問時にはいろいろと難癖をつけて査定額を減額する悪徳業者もいるからです。
そのような場合でも、別の業者に依頼しなおす手間などを考えて、査定額を受け入れてしまう人も多いようです。事前の査定額と出張査定との金額に大幅な開きがあるときは、勇気を出して買取を断りましょう。
悪徳業者は、カモになる客を探しています。最初は丁寧でも、詳しく質問したり確認したりして業者にとっていい客ではないと判断された場合、ガラッと対応が悪くなることがあります。
こうした厄介な業者と関わってストレスを感じたり、大切なお金を失うリスクを減らすために、一括査定依頼後の電話は一つの判断基準になります。担当者の対応や言葉遣い、背後の聞こえてくる音などからも業者のレベルを推し量ることができます。
判断材料としては、なんといっても、実際にその買取業者に依頼した方々による、評判や口コミというものがあります。
その業者の接客姿勢や買取金額、搬出作業の丁寧さなど、実際の生の声というのは、大いに参考になるはずです。
もちろん、なかには「スタッフの対応が悪かった」とか「床にキズをつけられた」などの悪評も見つかることでしょう。
ただし、注意すべきは、そうした悪評の中には、ライバル業者による捏造も含まれている場合があるという点。
特に、誰でも書き込める匿名掲示板などの場合は、その点にも留意が必要です。
いずれにせよ、大切なのはできるだけ多くの情報を集め、それらを総合的に判断して依頼業者を選ぶというのが、最も成功率の高い方法と言えるでしょう。
一括査定サイトの登録業者は、一定の審査基準をクリアした業者なので悪徳業者に出遭う確率は低いと言えます。一括サイトは多くの業者に一度に見積を出せるため手間が省けますが、複数の業者から営業を受けることになり煩わしさを感じる人もいるでしょう。煩わしい思いをすることなく優良な業者を選ぶには、一社一社細かくその業者を見ていく必要があります。参考程度に口コミや評判を見ながら、実際に気になる業者のホームページを訪問してサービス内容をチェックし、電話やメールで問い合わせをしてその反応を見ていくことが大切になるでしょう。何社かに見積を出して、出張査定をすることになったら、営業担当者の対応を見てスピード感や自分との相性をみて最終的に一社に絞り込んでいくことになります。