業者選びから査定の知識まで、中古ピアノ買取の徹底ガイド

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種類別に調べたピアノ買取り相場

アップピアノ1

本カテゴリーでは、ピアノの買取相場について、機種やメーカーの違いごとに、それぞれの情報を交えながらご紹介していきたいと思います。

ピアノの買取相場、機種やメーカー別に徹底解説

ひと口にピアノの買取と言っても、実際に売れる金額は実にさまざまです。一般的には、グランドピアノはアップライトピアノより高額になり、製造から年月が経つほど値段が下がっていくのが普通です。

極端な例を挙げるなら、製造後1年しか経っていない新品同様のグランドピアノと、50年前のボロボロのアップライトピアノが、どちらが高く売れるかということです。この場合、もちろん後者の方が高く売れます。

ただし、ピアノの世界は実に奥が深いもので、必ずしも古いから安いとは言い切れない側面があるのです。

それこそ、歴史的な名器や伝説、幻と称されるピアノも存在している位です。

ピアノを売りたい、あるいは売りに出さざるを得ないという場合は、あらかじめピアノの機種や種類、メーカーごとの特性といったものに知識を深めておくことで、その後買取査定を業者に依頼する際、より的確かつスムーズな判断をくだせるようになるはずです。

おすすめピアノ買取業者の料金は?

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ピアノ専門買取のユニオン楽器ピアノパワーセンター

ピアノパワーセンター
引用元:ピアノパワーセンター公式HP
http://www.piano-pc.co.jp/
所在地:埼玉県越谷市千間台東1-8-20 ユニオンビル
買取対象ピアノ
  • グランドピアノ
  • アップライトピアノ

※ヤマハ、カワイ、その他メーカーにも対応

会社特徴

創業40年以上、埼玉県に基盤をもつ業者です。さいたま市、所沢市、草加市に計3店舗のショールームを展開。実店舗があることで、スタッフの顔が見える安心感や、サービス業として接客対応が高く信頼できるなど、口コミ評判からもうかがい知れます。

実績

月間買取台数は1,500台(2023年9月調査時点)、年間換算で18,000台に及んでいます。ピアノ買取→修理・修繕→自社で中古販売という流れで中間マージンをカット。常に、中古ピアノ市場の動向、人気のメーカーと機種、取引実績などを照らし合わせたうえで査定を算出。高値買取を実現しています。そうした企業努力が、月間1,500台という数字に現われています。

利用者の口コミ評判

迅速かつ丁寧
「見積もりも早く、引き取り業者の方々の作業も迅速丁寧でした。」
マジメな会社
「真面目です。」
誠意が感じられる
「誠意を持って、ご対応頂けました。」
また利用したい
「(前略)対応は親切で、押し売りもありません。かなり自由に色々と触らせて貰いました。今回はこちらで購入しませんでしたが、機会があればまた利用しようと思います。」
とても良かった
「親切な対応でした。」

グランドピアノ

ではまず、ピアノの王様とも言うべき、グランドピアノについて見ていきましょう。本格的なクラッシック演奏などで、プロのピアニストの方が、華麗なテクニックを披露するピアノ、と言えばピンとくることでしょう。

弦が地面と水平方向に張られるため、全長3m前後のフルサイズのものから、学校の講堂や音楽室などで用いられる全長2m前後の「パーラー・グランド」、そしてさらに小さい「ベビー・グランド」というタイプも存在しています。

一般的には、ピアノ本体のサイズが大きいほどに音色はよくなるとされており、また当然ながらより高価になっていきます。ではメーカーごとの特色や買取相場について見ていきましょう。

ヤマハ

まずは日本が世界に誇るメーカー、ヤマハのグランドピアノから。1990年代末から2010年以前まで生産されていた「Cシリーズ」は、バリエーションにもよりますが、40万円程度から80万円程度が期待できます。

これが90年代以前の主力であった「Gシリーズ」となると、20万円前後となるというのが目安となっています。

カワイ

日本メーカーのもう一方の雄、カワイのグランドピアノを見てみると、全体的な傾向としては、ライバルヤマハの同等スペックモデルよりは、やや下がるという感じ。これはやはり、ヤマハというブランド力に今一歩及んでいないという現状があるようです。

2000年代の主力であった「RXシリーズ」は30万円~40万円程度。1990年代の限定モデルNXシリーズもほぼ同等。1971年発売の、かつての主力モデルだったKGシリーズは概ね10万円から20万円程度というのが相場です。

そして、ヤマハ・カワイ以外のメーカーについては、ハッキリ言ってしまいますと、明確な相場価格というものは確立されていないのが現実です。一般的には、ヤマハ・カワイと比べて安くなってしまう傾向がある反面、例えばオオハシのような希少価値が評価されるという場合も。

いずれにせよ、買取業者ごとの考え方や経験値などによって金額は大きく異なる傾向がありますので、より多くの業者に査定してもらうのが賢明です。

グランドピアノ全体の買取相場

グランドピアノ全体としては、ヤマハ・カワイといった人気のあるメーカー製であれば、安いものでも10万円前後、少し古い時代の製品で人気のあったヤマハ「Gシリーズ」やカワイ「KGシリーズ」で20万円前後です。

グレードの高い機種や希少価値のある機種であれば60万円~80万円の値段がつくこともあります。

ヤマハ・カワイ以外にも、オオハシ、ボストンピアノなど、優れたグランドピアノを生産しているメーカーは存在します。

買取業者によっては買取不可としているケースもありますが、希少価値が高いということで、高く買い取ってくれる買取業者も存在します。もし買取を断られてしまっても、1社だけであきらめずに他の買取業者に見積りを依頼しましょう。

グランドピアノの買取価格は基本的にメーカーや機種で決まりますが、ピアノの状態も重要です。大きな傷がついていたり、水没した痕跡があったりすると、査定額をマイナスされてしまう要因となります。

演奏に支障がない程度の小さな傷であれば、査定額にはあまり影響しません。しかし悪質な業者は引き取り時にごく小さな傷を指摘して買取価格を下げてくることもありますので、実績豊富な業者を選ぶようにしましょう。

またグランドピアノの買取価格には、搬出や運搬にかかる費用も影響します。2階以上に置かれていて搬出にクレーンが必要な場合や、長距離を輸送する必要がある場合、搬出場所の前の道路が狭くて大型トラックが入りにくい場合などは、数万円単位で買取価格が変わってきます。

査定額に搬出・運搬費用が反映されているかは業者によって異なりますので、査定額を比較するときは注意しましょう。

グランドピアノは元の価格が高いぶん、買取業者によって査定額に10万円以上の差が出ることもめずらしくありません。高く買い取ってもらいたいのであれば、買取実績の多い信頼できる業者を複数探して、できるだけ多くの買取業者に査定を依頼したほうが良いでしょう。

アップライトピアノ

一般家庭向けピアノとして、流通数が多いアップライトピアノについてです。弦を縦方向に張ることで、省スペース性を実現し、ピアノの普及に大きな貢献を果たしました。

ただし、グランドピアノのよりは価格は安く、またモデルチェンジもひんぱんなため、買取価格は流動的というのが現実です。グランドピアノに比べ、値がつかないとされてしまうケースも多くなってしまいます。ではメーカーごとの特色や買取相場について見ていきましょう。

ヤマハ

まずはヤマハ。同社のアップライトピアノと言えば、1948年の発売以来、長らくモデルチェンジを繰り返したUシリーズ。古いローグレードモデルは1万円程度から、比較的新しいグレードの高いモデルは10万円程度まで、実に様々です。

その後、90年代終盤より発売された、YUシリーズと、2000年代以降のYUSシリーズになると、概ね10万円代半ばからものによっては20万円以上といった感じの目安となります。

カワイ

カワイのアップライトで1970年代のスタンダードとされたBLシリーズは、ローグレードで1万円程度、ハイグレードで5万円程度がまず目安。1980年代のBSシリーズになると2万円程度からになり、またBSシリーズとは別系統のKSシリーズについても、ほぼ似たような相場価格となっています。

ヤマハ・カワイ以外のアップライトピアノについては、グランドピアノの場合と同じく。明確な価格相場というものは確立されていません。

やはり買取業者ごとの考え方や経験値などによって判断が異なってきますので、アップライトの場合も、より多くの業者に査定依頼し、一番よい条件を提示したくれた業者を選ぶというやり方が不可欠です。

アップライトピアノ全体の買取相場

アップライト2

アップライトピアノの買取相場は、ヤマハ・カワイといった人気のあるメーカー製でも、古めの機種のローグレードモデルは1万円くらいの価格しかつかないこともあります。ハイグレードモデルであれば、多少古いものでも5万円以上になり、平成以降のヤマハアップライトYM・YUシリーズなどは10万円から30万円以上の価格で買い取ってもらえるものも多いです。

また同じ機種の場合、黒色よりも木目など家具調の仕上げになっているアップライトピアノのほうが、少し高い買取価格がつきやすい傾向にあります。アップライトピアノは音楽家ではなく一般家庭での需要が多いので、家具として部屋に置いても目立たないデザインのもののほうが人気になりやすいからです。

アップライトピアノでもグランドピアノと同様に、搬出や運搬にかかる費用が買取価格に影響します。ただしアップライトピアノはグランドピアノより小型で、搬出や運搬にかかる費用は安いことが多いので、買取価格に与える影響は小さくなります。

傷や状態によって買取価格に差が出るという点は、グランドピアノと同様です。ただしメーカーや機種のほうが重要なので、演奏に支障のない小さな傷であればあまり買取価格には影響しません。

またアップライトピアノはグランドピアノより流通量が多い分、買取価格は下がりやすい傾向にあります。高く売りたいのであれば、なるべく早めに複数の買取業者へ査定を依頼しましょう。

グランドピアノよりアップライトピアノのほうが元の価格は安いため、買取業者間の価格差も小さくなりますが、それでも買取業者によって数万円程度の差が出ることは多いです。

電子ピアノ・エレクトーン

電子ピアノやエレクトーンについては、まず買取対応をしてくれる業者選びが肝心です。

ピアノ専門業者であっても、買取不可なところは以外と多いのが現実。また電子ピアノの場合は数年程度、エレクトーンも10年程度で買取不可となってしまう傾向があります。

買取相場も電子ピアノで1~3万円程度、エレクトーンで3~10万円程度というのが目安です。より詳しくは、それぞれの該当ページをご覧ください。

中古ピアノ買取りで評判の業者カタログ【決定版】

ピアノ買取を依頼するならいつがおすすめ?

ピアノの買取査定額は、買取査定をする時期でも査定額が変わります。

ここでは、ピアノの査定額が高くなる時期について解説しています。

ピアノ買取をお願いする時期はクリスマスがねらい目

ピアノは1年に3回、高値で売れる時期があるといわれています。その最も売れる時期が11月中旬から12月です。12月はクリスマスがありピアノを買う人が増えるため、楽器店のピアノの在庫が減り不足してしまうので、中古ピアノも需要に合わせて高値で引き取ってもらえる確率が高まります。

さらに12月にはボーナスが支給され、財布の紐がゆるくなっているので普段はあまり目が向かないピアノのような高額商品への購入意欲も高まります。

1月1日の新聞には自動車ディーラーや家電量販店などの折り込みチラシが大量に入っていますが、もちろん楽器店にとってもピアノを販売する絶好のタイミング。

11月中旬から12月は、年明けの初売りのためにも楽器店がピアノの買い取りをする時期にあたるので、やはりこの時期が最もピアノの査定額が高くなる時期といえます。

逆に8月から10月はピアノの販売が低調になりがちで、査定件数も買い取りも、1年の中で最も少ない時期になります。そのため、この時期にピアノ買取査定をすると、高い査定価格はつきにくいと言えるでしょう。

それでも店頭のピアノは少しずつ販売されて、10月の後半になると楽器店のピアノの在庫が減ってくるため、それを補充しようとする時期と、クリスマス、初売りのピアノを準備する時期が重なり、業者同士の仕入れ競争になります。そのためピアノの買取査定相場は一層高くなり、買取の査定額も上がるというわけです。

異動シーズンもピアノ買取を依頼するのにおすすめ

新学期で新しい習い事を始めるタイミングも、楽器店にとってピアノを販売する絶好のタイミング。2020年度から小学校でプログラミング教育が必修化することもあり、人気の習い事も大きく変化しているにもかかわらず、ピアノは過去20年以上の間、子供に人気の習い事ランキングで常に上位にランクインしています。そのため4月からピアノを習い始めるお子さんのためにピアノを買うという方もたくさんいます。

また、すでにピアノを習っているお子さんでも、進級のタイミングで電子ピアノからアコースティックピアノに買い替えるなど、エントリークラスのピアノを中心に中古ピアノの販売が増える時期でもあり、また6月中旬から7月初旬に開催されるピアノ買い替えフェアも、楽器店にとっては大切なピアノの販売機会になります。

そのため、この新年度のための、ピアノ買取(仕入れ)は、2月上旬から3月中旬ですが、

フェアに向けてピアノの仕入れをする時期ともかさなるので、ピアノ買取業者の競争で買取査定額が通常よりも高くなります。

古いピアノや傷のあるピアノも買取依頼できるの?

ピアノの買取は基本的に、次のユーザーが使えるコンディションであることが前提となっています。

そのため、状態や使用年数によっては買取してもらえないことも。

買取できないピアノ

故障している

ピアノは音が出ることが絶対条件です。音が多少ずれている程度であれば調律で直せるので問題ありません。鍵盤が動かなかったり、内部やペダルの損傷が原因で音が出ない場合は、買取してもらえない可能性があります。その場合は、粗大ゴミとして出すよりほかはありません。また粗大ゴミとして回収してくれる自治体は少なく、処分してもらう業者を探す場合は、運搬費用や処分費用、手数料などがかかるでしょう。

ピアノ買取業者の中には、壊れていても0円で引き取りしてくれる業者もあります。ピアノに対して値段はつかないものの、処分料が掛からない点ではお得といえるでしょう。

傷がある

長年使用しているピアノであれば、些細な傷がつくこともあるでしょう。本体に大きな傷やへこみ、塗装の剥がれなどの損傷がある場合は、査定額が下がったり、値段がつかない場合があります。

また、ピアノの内部は見えにくく複雑で、素人には判断できないもの。Web査定で値段がついた場合でも、訪問査定時に業者がピアノの内部を見た際、湿気で腐っていたり、虫食いを受けている場合、それが故障の原因となり、買取が難しくなります。

古いピアノ

年数が経ち状態が悪いピアノは、値段がつかない場合があります。

しかし、ピアノは家電製品と違い、古くなれば性能が劣るというものではなく、メンテナンスしていれば長く使える状態が続きます。30年以上使用されているピアノでも、音やタッチに問題がなく、保存状態が良ければ買取してもらえるでしょう。また、世界に数台しか存在しないビンテージピアノや限定モデルの場合は、当時の販売価格より高値がつくこともあります。

手持ちのピアノが、いくらで売れるのかを知りたい場合は、一度ピアノ買取業者に査定を依頼してみましょう。

 
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