業者選びから査定の知識まで、中古ピアノ買取の徹底ガイド

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高価買取のための交渉術

ピアノを少しでも高価に買い取ってもらうために

交渉を成功させるのに必要なのは交渉力ではない

一般的に交渉ごとを成功させるには、3つのポイントがあると言われています。相手にメリットを与えること、相手の感情に訴えること、そしてライバルと競わせることです。買取依頼者は客の立場ではありますが、持っている情報量や経験値を考えるとどうしても弱い立場になってしまいがちです。

業者にメリットを感じてもらうことや、初対面の相手に感情的に訴えることはほぼ不可能に近いでしょう。したがって、一般的な買取依頼者が選択できる手段は、3つ目のライバルと競わせることになります。効果的にライバルと競わせるのに必要なのは、依頼者の交渉力ではなく買取査定をした業者の数です。

一日、または土日などの二日間でできるだけ多くの買取業者に査定依頼をし、次のステップに進む業者を選定します。あまり時間をかけると、買取業者のテンションが下がって交渉に応じてくれないことがあるので、短期間である程度の方向性をつけていくことが大切です。

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高値での買取は少なくとも5社に見積依頼

高値で売るためには、ピアノのアピールやいかにそれを大切に使っていたかという話をすることに効果はありません。それよりも大切なのは、客観的な事実を集めることです。まずは、一括査定サイトなどで複数社に見積を依頼します。一般的な一括サイトでは5社に依頼することが多いようです。

複数社から見積をとれば、買取額の相場観を知ることができるので、ピアノの買取業界のことを知らなくても、相場から大きくはずれた条件で交渉することはなくなります。安すぎては自分が損するだけですし、高すぎてしまうと交渉の場につくことができず、時間を浪費するだけです。

業者も進んで自分にとって、不利な条件を提示することはありません。中には他の業者と相見積もりにかけていることを示したら、相手の気分を損ねるのではと心配する人もいるでしょう。しかし、業者は他社と競合させられることには慣れているので、心配は無用です。

そのことであからさまに文句をいう業者がいれば、自分に自信がないことを示しているようなものですので、相手にする必要はありません。他社の買取額を提示することで少しずつ買取依頼者にとって有利な条件を引き出せるようになるのです。複数の業者に査定を依頼して、上位の2、3社に競わせるのが現実的な方法と言えるでしょう。

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高額査定を獲得するためのトークのコツ

できるだけ高値でピアノを買い取ってもらいたいという気持ちは誰にでもありますが、そのときに伝えるべきことと、そうでないことがあります。ダメな例の一つ目は、ピアノのアピールや、事前に修理や調律をしておくこと。このようなことが査定額につながることはありません。

査定額を上げるために、自分で手を加えてもかえってそのためにかかった費用を考えるとマイナスになってしまうことがあります。特別な事情がない限り、そのままの状態で査定に出すことをオススメします。修理や調律は買取をしてもらってからプロである業者に任せましょう。

二つ目は、漠然と「高くなりませんか?」と言ったり、最初から「最高いくらまでつけられますか?」と質問することです。根拠がないので、業者も返答のしようがなく、好条件を引き出すことは難しいのです。良い例は、他社の査定額を引き合いに出すこと。

査定額が具体的になるので業者も交渉に応じやすくなります。即決を迫る業者もいますが、自分が損をしないために毅然とした態度で臨んでください。この後何社に査定を依頼するかということや、一番条件のいいところに依頼すると明確に伝えてもいいでしょう。

営業マンも人の子、最後は感情も大切

複数社に見積依頼をしたら、通常であればその中で最高額をつけた業者に買取依頼をすることになるでしょう。しかし、もうひと手間かけることでさらに良い条件を引き出せることもあります。それは、会った中で一番感じが良いと思った営業マンに連絡をすることです。

「最高額を提示した業者は他社だが、ぜひあなたにお願いしたいと思っている。だから、もう少しなんとかならないか。」査定してくれたことに感謝を伝えつつ、そのように伝えれば、数千円から数万円の査定額アップに応じてくれるでしょう。

営業マンも人の子なので、一度会った人に褒められれば悪い気はしないものです。成約が目の前にあれば、もう少し頑張ってくれるものです。もしまったく応じてくれなかった場合は、他社の提示額は相場から離れた価格であるということなので、きっぱりとあきらめることも必要です。

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