ベーゼンドルファーとベヒシュタインに並ぶ、「世界三大ピアノブランド」の一つとされる、スタインウェイ&サンズ社が製造しているピアノです。スタインウェイピアノは、世界中の多くのコンサートホールで導入されています。
手作りにこだわるスタインウェイピアノは、製造工程の約80%が職人の手で作られています。1853年の創業から守られてきた製造方法にもとづいて、木材を手間暇かけて乾燥させ、そこからさらに厳選した木材のみを使用し、さらに1年以上かけて1点1点手作りされます。1台のピアノができあがるまでに要する期間は、約3年。
大手メーカーのピアノが200万円前後で取引されるところ、スタインウェイピアノはその5倍の1,000万円前後で販売されています。その理由は、多くのメーカーが、合板や硬質圧縮紙などでコストダウンや効率化を図る中、スタインウェイピアノはほとんどが無垢材で作られているため。スタインウェイピアノは、「アップライトピアノ」から「フルコンサートグランドピアノ」まで、同じ材料と製造方法で作られているため、大手メーカーと比較した際に高価に感じるのは当然のことです。
スタインウェイピアノは中音・低音域のダイナミックな音色と、高音域の伸びの良い華麗で艶やかな音色が特徴的なピアノ。世紀や世代を超えてもなお、繊細な音色が奏でられるほどの耐久性を持っています。また、鍵盤が軽く弾きやすいため、微妙な音色や音量も自在にコントロールできます。
世界三大ピアノに数えられ、頑なに製造方法を守り、品質を追求し続けるスタインウェイピアノ。今なお多くのピアニストに愛されてやまないブランドのピアノです。そのため、高価買取してもらえる可能性は高いでしょう。
現在製造されていないL型などのグランドピアノは、希少価値も上がっています。
スタインウェイピアノを売りたい・処分したいと考えている人は、地域の買取業者・買取楽器店を確認しましょう。当サイトでは、各社の特徴や店舗情報をまとめていますが、業者によっては「処分するしかない」「引き取りに費用がかかる」ケースもあり、買取不可と言われても別の業者なら値段が付くケースもあります。どのような業者がいるのか、どのようなケースがあり得るのかを把握したうえで問い合わせることで、お得にピアノを処分することができるでしょう。
スタインウェイピアノの中でも中型にあたるA-188。サイズは横幅147cm×奥行き188cm、重量約325kgです。響板にスプルース無垢材が使われており、音の伝達が効果的に行われることで、中型でも大きなモデルと同様に豊かな音を奏でられます。
スモールグランドの中で一番大きなサイズとなるO-180。サイズは横幅146.5cm×奥行き180cm、重量約286kgです。自宅で音の表現を追求したい方におすすめのグランドピアノです。
自宅や学校などで置かれていることの多いM-170。サイズは横幅146.5cm×奥行き170cm、重量約281kgです。小さめのサイズなので部屋に収めやすく、タッチの良さと豊かな音色に定評があります。自動演奏ピアノとしても展開されているモデルです。
スタインウェイピアノの中でも最も小型のグランドにあたるS-155。サイズは横幅146.5cm×奥行き155cm、重量267kgです。どのような空間に置かれても、スタインウェイの伸びやかな音色を生かせるよう設計されています。
ニューヨーク(米国)とハンブルク(ドイツ)に本社を置くスタインウェイ&サンズ。1853年の設立以降、160年以上にわたってその品質水準を追求され続けているスタインウェイピアノは、サウンドと耐久性、タッチともに時代を経ても衰えを知りません。
思いのままの音を奏でられるスタインウェイピアノは、現在も多くのピアニストに選ばれており、需要も多いことから高額買取になる可能性の高いブランドです。