本ページでは、中古ピアノが買取不可、値段がつかないという場合の原因や、その際に注意すべきポイントや考え方についてご紹介していきたいと思います。
なんらかの理由でピアノを手放さざるを得ないとなり、業者に査定を依頼した結果…買取不可、値段がつかないということは、決して有り得ないことではありません。まずはそうなってしまう理由についてご説明していきましょう。
「老朽化」の傾向として、製造から30年以内の場合は値段がつく場合が多いのに対し、それ以上となると、値段のつかないケースが、製造後の年数に比例して増加していくというものがあります。
「故障・ダメージ」に関しては、通常の使用に伴いついてしまう程度の傷であったり、鍵盤の一部が正しく作動しないといった程度であれば問題ない場合が多いのに対し、本体に大きな亀裂が入ってしまっていたり、音が全く鳴らないといった場合には、買取不可となる可能性大です。
またシロアリや鼠による被害や火災・水害などにさらされてしまった場合も然り。もちろん「老朽化」と「故障・ダメージ」が重複している場合はなおさらです。
電子ピアノ類はたとえ正常であったとしても、業者によってはそもそも買取対応をしていないというケースもあります。
これは、アコースティックピアノと電子ピアノ類は、扱い方やニーズなどが全く別物であると考えられているからです。電子ピアノ類は、まず買取対応に門戸を開いている業者かどうかを確認することが重要です。
さて、以上の通り中古ピアノというものは買取不可となる場合もありますが、業者1社にそう言われたからといって、そこで諦めてしまうのは早計です。
「少しでも高く売るためのコツ」のページでもご紹介しています通り、必ず複数の業者に査定依頼してみましょう。買取業者の得意・不得意や販売ルート、コネクションなどによって、査定結果は変わってくるものです。
その上で、全社から買取不可とされたなら、次のステップに進めばよいのです。なお、買取不可となったピアノをどうするかについては、「【番外】ピアノ処分にかかる費用」のページをご覧ください。
古いピアノの処分方法と費用は?
買取不可と言われても対応可能な業者とは?
その業者が言うところの「買取不可」とは「買取金額を出すことはできないが、引き取り・運出・運送は無料で行う」という意味なのか、「引き取り・運出・運送は別途有料」という意味なのか、はたまた「引き取り・運出・運送も不可で、依頼者が自ら処分業者を別に依頼しなければならないのか」をよく確認してください。
こうした違いを見出すためにも、複数業者への査定依頼は大切です。
おすすめの中古ピアノ買取業者とは?
古いピアノを高く売るコツを見る