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ピアノの分類は「打楽器」?

ピアノが「打楽器」とされる理由

ピアノは、ピアノの内部のハンマーが弦を叩くことによって音が鳴る仕組みになっていることから、打楽器に分類されます。

ピアノの音が鳴る部分は、鍵盤、ハンマー、ダンパー、弦の4つから成り立っています。

鍵盤を叩くと、振り子のように鍵盤が上がり、ピアノの中にあるダンパーとハンマーに伝わり、ダンパーが上がることによってハンマーがピアノの弦を叩くという仕組みです。

楽器は主に、弦楽器、管楽器、打楽器の3種類があり、音の鳴らし方で分類されています。

弦を発音体とする楽器を「弦楽器」と言いますが、それは人間の動作で弦に刺激を与えるもの。

ピアノの場合、ハンマーが弦を打つことで音が鳴りますが、人間が直接刺激を与えているわけではありません。ピアノが打楽器に分類されているのは、このような理由からです。

「鍵盤楽器」「打弦楽器」と言われることもある

鍵盤楽器と言われる理由

ピアノは、鍵盤と連動するハンマー部分が弦を叩くことから「鍵盤楽器」とも呼ばれます。鍵盤楽器とは、鍵盤を操作することによって演奏する楽器の総称で、ピアノの他にもオルガンやチェンバロなどが挙げられます。

エレクトリックピアノや電子ピアノも鍵盤楽器に含まれますが、これらはハンマーではなく電気の力が加わるため、鍵盤楽器の中でもさらに別の種類に分類されます。

打弦楽器と言われる理由

また、ピアノの中には220~230本の弦が張られていて、弦をハンマーで叩いて音を鳴らす、つまり「弦を打って鳴らす楽器」という観点から「弦打楽器」と言われることもあります。

ジャズの分野では、ドラムでスネアやバスドラの合いの手のようなリズムを「コンピング」と言い、ピアノでの伴奏「バッキング」もまたコンピングといいます。

このように、打楽器としての意味合いを持つ単語がピアノのテクニックにも共通で使われていることからも、ピアノが打楽器と言われる理由がわかります。

まとめ・ピアノの分類について

楽器を「弦楽器、管楽器、打楽器」の3つだけに分類するなら、ピアノは弦楽器ではなく「打楽器」に分類されます。弦楽器は、人間の手で直接弦を刺激する楽器に限られているからです。

ピアノは、鍵盤と連動する仕組みから「鍵盤楽器」、また、ハンマーが弦を打つことによって音が鳴る仕組みから「打弦楽器」として分類されることもあります。

「ピアノは何楽器か?」と聞かれた場合は、その音がなるメカニズムを説明し、打楽器と答えるか、「細かく言うなら打弦楽器」と答えると良いでしょう。

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