業者選びから査定の知識まで、中古ピアノ買取の徹底ガイド

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ピアノの買い替えで下取りと買取はどちらが得?

多くの人がピアノを買い替える動機と、使わなくなったピアノの処分方法について調査しました。下取りと買取のどちらが良いか、見ていきましょう。

ピアノを買い替えるタイミングは?

電子ピアノからの買い替え

最初に選んだ電子ピアノは、価格の手頃さや音量調整のしやすさ、ヘッドフォンを使った静かな練習ができる点など、実用的で始めやすい楽器です。特に夜遅くや、他の家族への配慮が必要な時間帯でも安心して練習できることは、大きなメリットといえるでしょう。

しかし、演奏技術が上がってくると、徐々にその電子ピアノでは表現しきれない部分が出てくることがあります。鍵盤の重さや反応の微妙な違い、音の響きや細かなニュアンスをより豊かに表現できるのは、やはりアコースティックピアノです。

また、子どもにピアノを習わせている場合、ピアノの先生から「そろそろアコースティックピアノへのステップアップを」と勧められることが多くなります。お子さん自身も、より本格的にピアノを学びたいという意欲を見せ始めているなら、その時が買い替えのタイミングといえるでしょう。

ピアノの老朽化が目立って来た時

今使っているピアノが長年にわたり家庭で使われてきたものであれば、外見がきれいでも内部では確実に時間の影響を受けている可能性があります。

ピアノという楽器は、一見するととても丈夫で長持ちするものに思えるかもしれません。確かに外装や基本的な構造は何十年ももちますが、演奏に関わる細かな内部部品、例えばスプリングやフェルトなどは、約40年ほどで劣化が進み、交換の必要が出てきます。

部品が劣化していてもすぐに音が鳴らなくなるというわけではありませんが、音の質が曇ったように感じたり、鍵盤を押した時にスムーズに音が出なかったりと、演奏に影響が出てくることがあるのです。さらに、弦が切れやすくなるといったトラブルも増えてきます。

もちろん、部品を一つ二つ取り替えるだけなら修理で対応できます。しかし、複数の部品に問題が出てくると、そのたびに修理費がかかり、トータルでは新しいピアノを購入した方が経済的に負担が少なく済むケースもあるのです。

ピアノは下取りと買取どちらがいい?

今使っているピアノを「下取りに出すか」「買取してもらうか」は、大きな悩みのひとつだと思います。どちらを選ぶのがよりお得なのかは、実は一概には言えず、それぞれの条件によって変わってきます。

まず、「下取り」の場合は、新しくピアノを購入するお店が、今あるピアノを引き取ってくれる仕組みです。お店によっては、新品のピアノを購入する感謝の気持ちとして、通常の買取価格より少し高めの下取り価格を提示してくれることがあります。特に高額なピアノを購入する際や、人気のあるモデルを下取りに出す場合は、その価格がより高くなる傾向にあるのです。新しいピアノを購入することによって得られる“値引きの一部”が下取り価格に反映されているとも言えるでしょう。

一方で、「買取」は、専門の業者に今あるピアノを売却する方法です。もし市場で人気があり、現在高値で取引されているピアノであれば、下取りよりもさらに高く売れる可能性があります。高価買取を専門にしている業者であれば、より良い条件が出ることもありますので、こういった会社から見積もりを取るのも一つの手といえます。

ただし、中古ピアノへの買い替えを考えている場合は注意が必要です。多くのお店では中古ピアノを購入する際の「下取り」を行っていないため、その場合は必然的に「買取」での対応になります。

中古ピアノは新品に比べて購入価格が安いため、金銭的にはかなりの節約になりますが、その分、購入後のメンテナンスや使用可能な年数などをしっかりと確認して選ぶことが大切です。

どちらの方法がよりお得かを判断するためには、購入を検討している販売店の下取り価格と、買取専門会社の査定価格を実際に比較してみるのが一番確実だといえるでしょう。

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