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ピアノの耐震対策はどうする?

こちらでは、地震発生時に備えるために、ピアノの耐震対策を解説しています。具体的な対策方法や主な耐震対策器具についてみていきましょう。

地震発生時のピアノのリスク

想定を超えるような地震が発生した場合に、ピアノがもたらす可能性のある被害を完全に防止することは、基本的には不可能です。大きな振動が加わると、どうしても移動したり倒れたりするリスクが高まります。とはいってもやはり、できる限りの耐震対策をして、可能な限りの備えをしておくことが大切です。そのための具体的な方法について、以下で紹介していきます。

具体的な対策について

設置場所の変更

ピアノの設置場所を工夫しましょう。たとえば、床については、Pタイルや板張りなど、ピアノが移動していく際に妨げとならないような床面を選ぶようにしてください。

また、アップライトピアノの場合は、重心が後方にあるため、背後に壁がないところに設置すると、後方に倒れやすくなるため、大変危険です。ただし、ぴったりと壁に接するように設置してしまうと、今度は壁にぶつかった反動で前方に転倒する可能性があります。ですから、壁から10センチほど離して設置するのがベストだといえます。

耐震対策器具の設置

耐震対策器具を利用する方法もあります。たとえば、ピアノの両側にソリを設置する方法です。床の上をピアノがスムーズに移動できるようになるためロッキングが少なくなり、さらに、転倒角が大きいため安定性を向上させることもできます。

また、壁や柱に固定する方法もあります。ただ、この場合には壁や柱の強度が高いことが条件になります。そのため、設置を検討する際には十分に考えた上で判断することが大切です。

主な耐震対策器具について

ソリ式ピアノ転倒防止器具

耐震対策器具例1
引用元:YAMAHA公式HP|アコースティックピアノ用周辺製品
https://jp.yamaha.com/products/musical_instruments/pianos/accessories/piano_accessories/prevention_devices/

ピアノが地震の揺れに耐え、転倒しないようにするための器具です。250kgもの重さがあるアップライトピアノにも対応していますが、100%万全な対策というのは不可能なので、地震が起こったときには、ピアノからできるだけ離れるようにしましょう。

ニューキャストップ・地震対策敷板

耐震対策器具例2
引用元:株式会社アルプス|System Piano Accessory
https://www.alps.pianotech.co.jp/product/piano-accessories/product-1094/

前輪は金具で固定できるようになっています。後輪はアクリル板に乗せます。地震が発生すると、揺れの影響でアクリル板が割れるようになっているため、ピアノ全体が後方に傾斜します。前方への転倒を防ぐための器具です。

 
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